追加工がありうるゲージのコストダウン設計のポイント(リングゲージ)
Before
※1:リングゲージに追加で加工を行 う場合、平行基準面が取れない ため、追加工が困難になりゲー ジ自体を作り直すことになる。
![追加工がありうるゲージ / 追加工B](https://products.fam1.co.jp/wp-content/uploads/2023/05/f6136ee108646a97245df54c0ba397f2.png)
ゲージを設計する際には後々のワークの仕様変更の可能性等を考慮した上で、追加工が容易な設 計にしておくことでコストを抑えることができます。上図のような円形状のゲージに追加工の必 要が発生した場合、平行基準面を設定することができず角穴等の追加工を行うことが困難となります。 新たにゲージを作り直すことも必要になり、コストが掛かることになってしまいます。
After
平行基準面を設けることによ り、追加工の位置決めが容易になるため、使用しているゲージ に穴を追加することができる。
![追加工がありうるゲージのコストダウン設計のポイント / 追加工A](https://products.fam1.co.jp/wp-content/uploads/2023/05/7fafa2cc8179b9eb68441d1a15d0ae92.png)
円形状のゲージ等には、向きが特定できないような形状を避け、基準面となる形状をゲージの一 部に設けておくことで、後々のワークの仕様変更が起こった際にも追加工で対応することが可能 になります。新たにゲージを作り直す必要がなくなるため、コストを大きく抑えることができま す。
円形状のゲージ等は方向を特定することができず、検査するワークの仕様変更等により使え なくなってしまいます。方向を特定できる基準となる形状を設けた設計とすることで、追加 工を容易に行うことができるようになり、新たにゲージを調達する必要がなくなります。