バリを避けて肉厚を測定するための特殊デジタルノギス
特殊デジタルノギス製作までの経緯
ホームページからのお問い合わせ
「特注測定器に関する問い合わせです。アルミ形材を丸鋸で切断した面の肉厚を測定したいのですが、切断面にバリが発生しているため、そのバリを避けて肉厚を測定したいです。希望するノギス先端部の図面を送付しますので、ご検討をお願いします。※デジタルノギス型番:ABS クーラントプルーフキャリパ CD-PS/PM 500-712-20(Mitsutoyo)」
ファムの対応
お客様からいただいた資料を基に社内で検討を行いました。
A. アルミ形材のバリを避けて肉厚を測定できる、先端部2.5mm幅の特注ノギスの設計。
B. ミツトヨ製デジタルノギス(CD-PS/PM 500-712-20)を追加工。
C. 測定面を水平に取り付けやすくする構造提案。
『お客様のお困りごと』『測定器の使い方』が明確だったため、弊社からの提案(使い勝手の向上)を含めた『特殊デジタルノギス』の3Dデータと、詳細まで寸法がわかる2D図面を作図をしました。先端部の材質はSUS440Cを使用し、HRC50以上を確保。耐摩耗性と加工性のバランスを両立しました。
形状がわかる3Dデータ・2D図面と、御見積書をお客様に提出後、内容の説明をさせていただいた結果、お客様にはご納得をいただき、ご発注をいただくことができました。

ファムでは、様々なゲージ・治具・測定器を製作してきた実績から、お客様に最適なゲージ・治具・測定器をご提案させて頂いております。是非お気軽にお問い合わせ下さい。