面取り深さ測定器

機械上では測定が困難な面取りや皿モミの深さ方向を簡単に数値化ができる測定器です。

検査方法: 面取り検査(Chamfer)
高さ/深さ
用途: 測定器

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面取り深さ測定器について

面取りに精度指示がされる理由

・他部品との干渉を考慮した逃がし形状　・他部品を挿入した際の誘い形状

これらは、機能上の逃がしを目的としているため、面取りの大きさに公差を設ける図面が多いです。
そこで、面取り測定に特化したインラインでも使用できる測定器を開発しました。

今使われている主な測定器

面取り測定ゲージやC面ノギスを使用するにあたって、非常に安価で手軽な測定方法ではありますが、検査作業者によるバラツキ等が生じる可能性があります。正確な検査が出来ているかどうかの確証がない、測定に時間がかかりすぎるなど、各企業様の現場や品質保証にはそれぞれのお悩みがあるかと思います。

注目ポイント

面取り深さ測定器であればバラツキが少なく、正確に測定可能

『面取り深さ測定器』は内側・外側を問わず、あらゆる面取りの深さ寸法を正確に測定可能です。小径穴、円筒の角、段差部分の面取りもデジタル表示で正確な数値測定が可能です。

面取り深さ測定器の測定箇所と測定方法

内径	最小3mm
面取り角度	最小30°
面取り距離	最大2.5mm
外形の面取り	測定可能

面取り深さ測定器は、『側面と斜面の交点』を測定しています。上記画像の斜面（45°・30°以上）の角度寸法は、測定できません。

測定方法

付属のマスターゲージのC0で０を登録。
『面取り深さ測定器』の円筒治具の底面をワークに密着させる。
測定したい面取り(穴or外形)に先端測定子を当てるために、底面をワークに密着させたまま、測定器をスライドさせる。
先端測定子が面取りに接触すると測定子が上下に摺動し、その後測定箇所(角度と側面の交点)で止まる。
4.の位置がデジマチックインジケータに表示される。

取扱説明書（PDF）を表示

主な測定可能形状

※測定範囲や角度等は特注対応可能

面取り深さ測定器の特長

バラツキが少ない安定した測定精度
マスターゲージで精度確認可能
ハンディタイプで持ち運びが容易
機械上でセッティングを外さず測定が可能
内径最小3mmまで測定可能

お客様の声から面取り深さ測定器を開発しました！

特注対応の実績

円筒の側面穴の口元の面取り量の測定対応等

弊社口元径測定器をご愛用いただいているお客様より「現状、御社の口元径測定器で測定した口元径から穴径を引いて面取りの大きさを算出しているのですが、この測定器で面取り量を測る事は可能でしょうか？」というご相談をいただきました。

お客様からの相談を受け、社内で検討しましたところ、弊社製品である口元径測定器を応用することで面取り量をダイレクトに測定することができるという結論に至りました。

図面を作成し、「測定器を穴に挿入し、横にスライドさせて先端を穴の面取りに接触させます。すると測定子が摺動して持ち上がり、止まった時の【面取りと穴の側面の交点の深さ】をデジタル画面に表示する測定器です。マスターゲージはゼロセットや精度確認のために必要なものです」とお伝えしましたところ、お客様が承認をいただき、すぐにご発注いただける事になりました。

製品情報

商品タイプ	面取り深さ測定器（C-025）
型式	C-025
測定対象	30°以上の面取りの深さ測定
測定範囲	C0～C2.5
測定精度	`±0.02` ※トレーサビリティのとれた測定機の実測値を刻印したマスターゲージ付き
トレーサビリティ	校正証明書・トレーサビリティ体系図の発行可能（有償）
付属品	測定ゲージ（測定器+治具）、マスターゲージ、収納ケース、取扱説明書