面取り測定ゲージやC面ノギスを使用するにあたって、非常に安価で手軽な測定方法ではありますが、検査作業者によるバラツキ等が生じる可能性があります。正確な検査が出来ているかどうかの確証がない、測定に時間がかかりすぎるなど、各企業様の現場や品質保証にはそれぞれのお悩みがあるかと思います。

1. 付属のマスターゲージのC0で０を登録。
2. 『面取り深さ測定器』の円筒治具の底面をワークに密着させる。
3. 測定したい面取り(穴or外形)に先端測定子を当てるために、底面をワークに密着させたまま、測定器をスライドさせる。
4. 先端測定子が面取りに接触すると測定子が上下に摺動し、その後測定箇所(角度と側面の交点)で止まる。
5. 4.の位置がデジマチックインジケータに表示される。

弊社口元径測定器をご愛用いただいているお客様より「現状、御社の口元径測定器で測定した口元径から穴径を引いて面取りの大きさを算出しているのですが、この測定器で面取り量を測る事は可能でしょうか？」というご相談をいただきました。

お客様からの相談を受け、社内で検討しましたところ、弊社製品である口元径測定器を応用することで面取り量をダイレクトに測定することができるという結論に至りました。

図面を作成し、「測定器を穴に挿入し、横にスライドさせて先端を穴の面取りに接触させます。すると測定子が摺動して持ち上がり、止まった時の【面取りと穴の側面の交点の深さ】をデジタル画面に表示する測定器です。マスターゲージはゼロセットや精度確認のために必要なものです」とお伝えしましたところ、お客様が承認をいただき、すぐにご発注いただける事になりました。

測定ゲージ・検査治具 設計製作（株）ファムは、時代とともに進化・変化し続ける企業です。
お客様のお困り感を解決し喜んでいただけるよう、知識と提案力を持って近代工業の製造業を支えていきたいと考えております。