ワークカット工程を省略するための特注デプスゲージの設計製作

特注デプスゲージ製作までの経緯

ホームページからのお問い合わせ

「パイプ形状側面の外側・内側からそれぞれ違う工具でザグリ加工をしています。
 その後、『ザグリ穴の深さ11±0.1』の測定が必要なのですが、測定機器では測定困難な形状のため、1日十数個のワークをワイヤーカットしてから測定を実施しています。
 測定のためだけにワークカットをしたり、その後廃棄している製品を無くすことができれば、コスト削減と作業効率の向上ができるため、専用の測定器の導入を検討しておりますが見積り可能でしょうか。」というご相談をいただきました。

ファムの対応

 お客様のご相談内容をもとに、ワークをワイヤーカットしなくてもザグリ深さが測定可能な測定器を社内で検討しました。その結果、特殊な測定子とリフティング用レバーを採用した深さ測定器である『特注デプスゲージ』を設計しました。

測定手順:
① 測定子を治具に密着させて測定値を-6.000プリセット
② 測定子φ8をφ8.15ワーク穴に挿入する。
③ 測定器を横に2mmほどスライドさせてから、リフティング用レバーで測定子を引っ張ることで、通常では測定困難な『11.0±0.1』の測定が可能

上記の測定手順・測定器の形状をまとめたゲージ図面と、価格と納期がわかる御見積書をお客様に提出したところ、内容にご納得いただき特注デプスゲージの製作をすることとなりました。

ファムでは、豊富な製作実績からお客様からの依頼を解決できます。ゲージ・治具・測定器でお困りの方はお気軽にお問い合わせ下さい。

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